まだ進水してテストランしかしていない段階で、しかもまだ4月ですが・・・
既に心は梅雨明けの夜焚きイカ釣りへ向かっています。
どちらかというとパートナーがとにかく夜イカをやりたい!ということで、集魚灯を検討しているわけです。
集魚灯自体は、小さなボートですので、この時代はLEDがメインですが・・・問題はその電源です。
現在、電源論争勃発しています!!
どれくらいの光量が必要か!?
光量といってもいろんな基準、カンデラやルーメンやらあるのですが、ここでいう光量=消費電力(ワット)で考えています。※乱暴は承知で。
LEDの集魚灯で何ワットを船に取り付けるか、ということですと・・・
現在は200Wから300Wで考えています。
それで、釣れるのか!?魚は、イカは集まるのか!?という疑問はありますが、周りの小型マイボートの方たちはそれくらいで釣っているようです。
で、仮に300ワット(100ワット3つとか)を点灯させるとすると当然電源がいるわけですが、船のエンジンの発電量は600ワットです。
お、いけるじゃないかと思ったのですが、そんな単純でもなく2000回転以上で600ワットで、アイドリング状態だとひょっとしたら100ワット以下かも。
しかもエンジンの発電は基本的にメインバッテリーへの補充用なので、集魚灯をつけてたらメインバッテリーに充電されていなかった!
なんてことになると最悪は漂流も。大変怖いです。
そこで、別の電源が必要と考え、まず2つに絞り込みました。
1つが「リチウムイオンバッテリー」で、もうひとつが「発電機」です。
リチウムイオンバッテリーのメリットデメリット
リチウムイオンバッテリーは、携帯電話のバッテリーでおなじみのあれ。
バッテリーの中では最新型で、小型で容量が大きいというのが魅力です。
一番容量が大きそうなもので、計算すると300ワットの集魚灯を3時間-4時間光を灯せそうでした。
そして、エンジンとは違い、静かというか、無音です。
夜のイカ釣りといえばエンジン音と煙の匂いというイメージですが、バッテリーなら静かに夜風を楽しみながら釣りができそうです。
なかなか良いのですが、デメリットもあります。
・価格が高い 4万円-7万円
・基本的に家で充電して持ってくる(重さ10キロ以上)
・寿命がある(300回など)
・バッテリーが切れたら釣り終了
特に家で充電となると、今回は共同所有なのでちょっと面倒です。
また10キロ以上のものを、釣具も一緒に持っていくのは辛いなと思いました。
またスマホを使っている方はお気づきだと思いますが、1年くらい経ったところでバッテリーの持ちが悪くなり、2年くらいでは満タンにしてもすぐ切れたりします。
もちろん、スマホほど充電回数は多くならないので、それより持つ可能性はありますが、基本的に耐用年数2-3年と思います。
発電機のメリットデメリット
やはり集魚灯の電源としてメインとなるのは発電機でしょう。
最近は、続く災害の影響もあって、小型発電機市場も活性化しているとか。
比較的コンパクトで、お手ごろのものからラインナップが豊富でした。
そんな発電機のメリットは、燃料さえ備蓄しておけば切れる心配が無いことです。
そしてバッテリーのように家に持って帰ったり、持ってきたりせず、船に常備しておいて、燃料だけを持ち込めばオーケー。
なので、特に私のように共同所有のときは実ははじめから発電機一択だったかもしれません。
燃料に関しては、ガソリン、軽油、カセットガスなどあるのですが、いずれも思ったより量は少なくてOK。
700ワットクラスの発電機だと、ガソリンなら1時間に0.5-1リッターというのが消費量の目安のようです。
5時間釣りをするとすれば、5リッターあればOKという感じですね。
さて、デメリットに関しては・・・
・エンジン音(騒音)
・燃料の保管、調達
・収納場所
こんなところでしょうか。
エンジンの騒音に関しては、静かなもので60dbで、うるさいものは80dbくらいの幅がありました。
また、この騒音もインバーターがついているかどうかで変わるようです。
インバーターが付いていれば、仮に700ワットの発電機で200ワットの照明を灯した場合、インバーターでエンジンの稼働調整して燃費を良くした上、騒音が減るという具合です。
それから、私が一番気になったのは燃料の調達と保管です。
今乗っているボートはディーゼル(軽油)ですが、軽油の発電機は大きくて高価なので除外。
必然的にガソリンかカセットガス式になるのですが・・・
せっかくディーゼル(軽油)エンジンなのに、わざわざガソリンを買ってくるというのがなんだか辛い。
ガソリン船外機なら、船の燃料補給のついでに準備してもいいと思うのですが。
また、ガソリンを入れたり、余った分を保管するというのもなんだか怖いですよね。
そんな時に、たどり着いたのが既に出ていますが・・・
カセットガス式でした!!
カセットガス発電機「エネポ」
発電機をネットで物色していたときに、ヤマハだなんだと色々見て、その中にエネポもありました。
しかし、はじめは「は、カセットガス?無理だろ」とスルーしていました。
そんな時パートナーが「このエネポは中々良いかも」ということでしっかり見てみると・・・これは私たちの釣りにピッタリなのではと思うようになったのです。
具体的には・・・
○サイズがコンパクト
サイズは、mmで高さ524×幅365×奥行き262。
これ、けして大きくは無いマイボートのイケス横の収納に軽く収まります。
現物をホームセンターで見ましたが、ビジネスマンが日帰り出張で転がしているキャリーバックや、ちょい大き目のリュック程度です。
○カセットガスでも発電量は十分
900ワットの発電量なので、今検討している300ワットの集魚灯は十分、余力を残して使えます。
○インバーター方式
900ワットに対して、300ワットの集魚灯なので、ずいぶん余力がありますが、エコ運転というインバーターをオンにすればエンジンの回転数を調整してくれます。
これによって、省エネでなおかつ駆動音が静かになるようです。
※フル稼働の場合の騒音は、ガソリン発電機と変わらないくらいある。
○燃料調達と保管が容易
なんといっても燃料は、あのカセットガスボンベ。
コンビにでも売っていますし、量販店で買えば1本100円以下です。
軽いので持ち運びも楽だと思います。
ちなみに、1本で約1時間使えるということなので、夜のイカ釣りを5時間するなら、6本あれば大丈夫でしょう。
心配なときは10本でも持っていって、余ったら自宅で鍋でもすればいいですし、ガソリンと違い使わずに保管していても劣化しないのがいいですね。
最後にエネポのデメリットも挙げて起きます。
まず価格です。
700-900ワットのガソリン発電機が4万円から買えるのに対してエネポはホームセンターで見たところ11万円でした。
実に2倍以上です。
しかし、ネット上で安いものを探せば10万円以下や8万円台もありそうですのでコツコツ探します。
また、カセットガスは軽いですが、エネポ自体は20キロ近くあるので重いです。
でも、基本船に積みっぱなしですし、動かすときはキャスターと取っ手が付いているので案外楽なのかもしれません。
という訳で、今すごく「エネポ」が欲しい!