連発台風で釣りにいけねーなーって思っていましたが・・・先日時化の合間に光明が!
早速チャレンジしてきました。
10秒ピッチの大きなうねりがあることは承知の上で、台風直後の手付かずの海を探るべく計画。
さらに、最近はシビ(マグロの子供)も多いので、以前から試してみたかった「エビング」も準備しての挑戦です。
マイボートでどこまで出船できるのか!?
前日、予報や、リアルタイムナウファスを確認すると、うねりのピッチは10秒前後。
いつも出るときが4秒前後なので、10秒はずいぶん大きなうねりのように思えました。
しかし、風は午後はじめくらいまでは吹かない予報なので出撃決定。
いつもどおり3時半に友人をピックアップして港を目指しました。
途中、博多湾が見える川沿いの場所で車を止めて、うねるの具合を確認すると・・・
バッシャーン!という音とともに、暗闇の中にかすかに打ちつける波が見えました。
むむ。これは結構あるな。
いつもは「とりあえず行ってみましょう」精神の友人も「やめときますか?」と若干弱気。
しかし、私としてはマイボートでどういう条件なら出れるのか、出れないのかなどを知りたかったので、とりあえず船まで行くことにしたのです。
そして、船についてゆっくりと準備してどうしようか迷っていると・・・
ブーーーーっと、並びのプレジャーボートが2隻出港を始めました。
それに触発されて、よし!いくぞ!と自分を奮い立たせたのです。
なるほど。風がなければ無問題。
港を出ると、風はなくうねりはしっかり湾内に入ってきていますが、問題なし。
快調に走って、次に気になっていたのが、博多湾の出口となる玄海島横の水道。
浅く狭いので、外からのうねりが圧縮されて、波が立ちやすい場所です。
行ってみると、確かにうねりが高い波に変化していますが、ここも問題なし。
さらにその先の玄界灘も、なだらかなうねりの山が見えるだけで十分走れそうでした。
少しだけ減速して玄海島横を通過すると、あとは快調!
うねりを斜めに交わしながら、ほぼ巡航速度で目的地へ一直線。
やっぱり風がなければOKですね。でもこのうねりで風があり、うねりの先端が崩れるような状態だと走りにくいし怖そうです。
烏帽子東でエビングのテスト!
相変わらず、烏帽子東エリアには鳥が多い。
でも、到着するとこの日は遅く出たためか、先行の船が何隻かいます。
しかし、ぜひこの場所でエビングを試したかったので、なんとか潮上につけさせてもらい釣り開始。
私はエビングとは言っても、少しアレンジした特別仕様。
通常エビングの仕掛けは、ジグに天秤を取り付けて、その天秤から3mくらいのハリスをのばして、その先に針とワームをつけます。
しかし、私はあくまでジグでヒラマサもしっかり狙いたかったので、ジグの上1mの場所にエダスをつけて、そこから2mくらいのハリスを出してワームを取り付けました。
まとめると・・・
○通常・・・ジグ→天秤→ハリス→ワーム
○私・・・
リーダー→エダス(ハリス)→ワーム
エダスの下にジグ
余計わかりにくいですね。
イメージとしては、イカメタル方式です。
下にメタル(ジグ)があって、その上に浮きスッテ(ワーム)があるという具合です。
さて、私は特製エビングで、友人は先日ヒラマサを誘い出したフィードポッパーで挑戦となりました。
まさかの一投目でダブル
家で仕掛けはセットしておいたので、落とすだけ状態のエビング。
魚探を見ながらポイント微調整していると、鳥もいい感じで集まっています。
早速、エビングを投入すると・・・あれ?
まだ20mしか出てないけどフォールしない。(ここの水深40m)
そう思っていると、グン!ブルブルブル!
あなんか来た。なんだろう不思議な引きだなと思いつつ、時々ドラグがちょっと出る感じ。
あがってきたのは、狙い通りのシビ(マグロの子)でしたが・・・
まさかのジグとエビングのダブルヒット!
もちろん、ジグへのヒットも狙って特別仕様のエビング仕掛けでしたが、同時にヒットするとは思っていなかったので、嬉しすぎます。
まあ、まぐれかと思いつつ、また投入して、次は底から誘い上げていくとグン!
今度はエビングだけにシビがヒット!
これは本物。パターンにはまっているじゃないか!
それを見ていたフィードポッパーの友人も「エビング貸して」と。
しかし、仕掛けは1つしか作ってないし、作るのが面倒なのでサビキにワームを付けることを提案。
早速、サビキをセットして、針にワームをつけた友人が投入すると・・・
ブルブルブルー!!
タイラバロッドで楽しそうにやり取りして、やっぱりシビをゲットしました。
つまり、細かいことは何でも良い。ワームが好きみたい。
でも、ジグにもたまにかかるって感じです。
ちなみに、エビング用のワームなどは、福岡の釣具屋さんには置いていませんでしたので、ネットで取り寄せました。
でもひょっとしたら、タイラバのトレーラーワームや、アジング用のワームでも問題ないのでは、と思いました。
さてシビですが、一時間ほどで10匹ちょっと釣り上げました。
他にもイサキやヤズなどもゲット。
十分釣れたので、最近お気に入りの名島へ移動して良型のキジハタを狙うことになりました。
でも、やっぱりうねりは要注意ですね。
名島は水深が浅いエリアですが、その場所でうねりが圧縮されて高波になっていました。
同じく烏帽子灯台の際の浅場もバッシャンバッシャンであまり釣りにならず。
風が早めに出てきたので、後半は不完全燃焼で終了となりました。
しかし、エビングは状況次第では可能性を感じます。
また、今回は天秤を使わないやり方でしたが、絡まなかったのは潮が早いため、ワームのハリスがうまいこと流れていたと思います。
これが潮がゆるい日は何か工夫をするか、やはり天秤式の方がいい可能性もあります。
釣ったシビですが、予想以上に美味しかったです。
もちろん脂は少ないのですが、モチモチとした触感。
寝かせれば旨みも出てきそうでした。
ちなみに、九州名のシビとは「4日寝かせると美味しい魚」という意味から来ているとも言われています。
まだまだ玄界灘のエビング機会があれば試してみます!!